学校なんてつまらない場所だと思ってた。

進路

学校なんかつまらない。できれば行きたくない。

そう思ったことはありませんか?

中学時代の私にこの質問を投げかけたらきっとすぐに首を縦に振ったと思います。
その理由は単純に学校というものに面白みを感じていなかったからです。
もちろん学校生活の中で一つも楽しい思い出がなかったというわけではありません。
仲のいい友達もそれなりにいましたし、先生によっては楽しいと思える授業もありました。
しかし、ほとんどの授業に対しては一体この話は将来どこで役に立つのだろうとか何でこんなに分かりにくい説明を長々と聞かなくてはならないのだろうとか、生意気な考えばかり浮かべていました。

そうは言いながらも、なくなく授業はしっかり受けていました。きっと中には授業への嫌悪感からそのまま不登校になってしまう人もいるのではないでしょうか。となると進学して高校に行きたいなどといった将来への希望も薄れてきてしまいます。

しかし、そんな人たちに朗報です!

学校なんてつまらない」を覆してくれる新たな形の学校が存在するのです!
これから紹介するその二つの学校は小・中学校でつまずいてしまった人でも1からやり直すことができる学校になっています。皆さんぜひ最後までご覧ください。

NEWスクール

さて、今回も前置きが長くなってしまったので早速二つの学校について紹介していきます!
その名も「チャレンジスクール」と「エンカレッジスクール」です。
それぞれ簡単にご紹介いたします。

チャレンジスクール

まずチャレンジスクールとは、小・中学校で不登校などを経験した生徒が新たな目標を見つけて再挑戦をするために設置された高等学校のことを言います。

チャレンジスクールの最も大きな特徴は、定時制(三部制)を取り入れているということです。具体的には「午前部・午後部・夜間部」の三つに時間帯が区切られています。
そのため、朝早く起きるのが苦手な生徒や自分のやりたいことにもしっかり時間を費やしたいという生徒にもおすすめです。

エンカレッジスクール

次にエンカレッジスクールとは、いじめや家庭環境など様々な理由で小・中学校に通えなかったり十分に力を発揮することができなかったりした生徒に対し、支援をするために東京都が設置した高等学校のことを言います。
皆さんお気づきの通り、チャレンジスクールとかなり似た内容になっています。しかしながらエンカレッジスクールは普通科の学校と同様に全日制・学年制が取り入れられているためチャレンジスクールに比べ拘束時間は長くなっています。


そして入試方法についてですが、チャレンジスクール、エンカレッジスクール共に学力テストの実施はありません。主に小論文(作文)面接、その他の提出書類などで判断されることになっています。またチャレンジスクールについて言えば内申書の提出も不要になっているので、中学校で不登校を経験した生徒にありがちな「出席数が足りず先生に内申点をつけてもらえない」と悩む必要もありません。

ここまで簡単に二つの学校について説明してきましたが、これだけではまだ「この学校のどこが面白いの?」と疑問に思っている方が多いのではないかと思います。
ここからはこれらの学校にどのような面白みがあるのか、皆さんに見ていただくために実際にある高校を例にとってより詳しく見ていきたいと思います。

新学校のここがすごい!

今回ご紹介する高校は ”東京都立世田谷泉高等学校” です!
こちらは先ほど紹介したうちの「チャレンジスクール」に含まれる高校です。
この高校の最も大きな特徴は国・数・理・社などの普通科目に加え自分の興味や関心に合わせて選択ができる専門選択科目があることです。
なんといってもこの専門選択科目のバリエーションが凄すぎるんです!
「生活・福祉」、「創作・表現」、「製作・技術」と大きく三つの系列に分けられており、それぞれに10個ほどの科目が振り分けられています。

以下にそれぞれどのような科目があるのかを載せておきましたのでもし自分が選択するとしたらどの科目をとりたいか少し考えてみてください!

生活・福祉
手芸、被服、保育、食物Ⅰ、食物Ⅱ、住生活、社会福祉、手話、点字

創作・表現
日本語コミュニケーション実践、演劇、ダンス、ソルフェージュ、声楽、ファインアート、素描、デザイン基礎、彫金、写真、工芸制作、陶芸、文字芸術、アート・フォト、鑑賞と表現、デジタル映像、コンピュータグラフィックス

製作・技術
製図、機械工作技術、自動車技術、木材クラフト、メタルクラフト、玩具技術、計算・ワープロ技術、コンピュータ技術、ホームエレクトロニクス、マルチメディア

いかがでしたでしょうか?

こんなにも色々な選択肢があり、自分の好きなことや、これからやってみたいと思うことに挑戦できる学校があるのなら、ちょっと行ってみたいなと思っていただけたのではないでしょうか。行きたいとまではいかなくても、学校というものにほんの少し面白みを感じてもらえたらとても嬉しいです。

まとめ

私がこの記事を通して皆さんに伝えたかったことはマイナスをプラスに変える力です。
「学校なんてつまらない」これは紛れもない事実かもしれません。しかしそこで「つまらないからもう行かない」という選択肢を選ぶのではなく、「それならば面白い学校を探せばいい」と考えることができると人は人生をより楽しめるのではないでしょうか。マイナスをプラスに変える力は得ることが難しいように見えて案外簡単に手に入るものだと私は思っています。
後先考えている暇があったら根拠のない大きな自信を持って思いっきり飛び込んでこい!
皆さんが過去や未来にとらわれず、今を思いっきり楽しめることを願っています。

(edit by RIRI)

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